《手取川庭園》

手取川庭園》2018 小松市内物件、石川
透光性磁器、低反射フィルムを貼ったアクリルボックス

石川県で最も高い山、白山から日本海に向けて流れる手取川を、その流域に自生する植物の形態で表現した。上部から高山植物ハクサンフウロ、クルマユリ、クロユリがあり、下流に向けてツバキ、ツツジ、ウメ、ヒルガオを上から順に設置されており、それぞれの花には渡り鳥が釉薬で描かれている。
山水の掛け軸が山の頂上からから「気」を含む龍脈を表現するように、この作品でも陶磁器を用いて、川筋から感じる生命的な流動性を表現している。