RESEARCH

RESEARCH1|画家による陶芸を用いた空間表現の考察

画家による陶芸を用いた空間表現の考察

明治期の絵師であり、釉薬の研究者でもある友田安清が出石陶器試験場の指導者としてその制作に関わったとされる「白磁籠目菊花貼付壺」の部分再現を中国徳化窯の練花技法から考察した。その成果物を2020年兵庫陶芸美術館で行われた「出石焼-但馬の小京都で生まれた珠玉のやきもの-」展で参考展示とカタログの寄稿で紹介した。

●2017~(継続中)


RESEARCH2|庭園の持つ空間思想とインスタレーション

2014年から庭園の持つ空間思想とインスタレーションの関係について、日本学術振興会科研費の助成を得ながら研究を進めています。

絵画と彫刻を母体とするインスタレーションに対して、庭園は祭事や農園的要素も含めより生活に即したものでありながら、特に中国においては宇宙と人体の関係を体感的に司る思想的な側面も強くうかがわれます。
生活の延長線上、もしくは生活自体、生き方そのものが芸術であるという視野を得た時、東洋に見られる園林の妙理を探り、それを現代の空間表現に活かす目的で調査と具体的な作品の制作で研究を続けています。

日本学術振興会科研費リンク
https://nrid.nii.ac.jp/ja/nrid/1000010464554/

2014年度〜2017年度

●2017年度〜2020年度(継続中)
「日本・中国の古典園林思想を用いたインスタレーション表現の実践研究」

●2002年
博士論文「CONTINUOUS LANDSCAPES」