《気の派生》

コミッションワーク《気の派生》2016 ソラリア西鉄ソウル明洞 エントランス壁面、ソウル
透光性磁器、透明シリコン 壁面2950mm×5910mm

大小115輪の陶磁の花が壁面に咲き誇っている。壁面という平面でありながら奥行きのある空間の中に咲き誇る花々のイメージから、上部スポットライトで壁に花の影を強く浮き立たせるとともに、下からの面光源で壁の存在感を弱めることで壁と白磁の花が同化した様に見える。実像と虚像が交錯しながらは花々が濃淡を持って咲き誇っている。それは東洋における「気」がその集約によって形態が現れるという思想をなぞっている。