《光の庭へ》

《光の庭へ》2021 「アペルト13 高橋治希展 関連展示」山宇亭、石川

水彩 樹脂 ワトソン紙 照明 

茶室の障子の柔らかな光の移ろいは空間を深淵で悠久な世界に変容させる。西洋におけるステンドグラスが、自身の居場所と遥か彼方の光の狭間に神の世界を表出させるものなら、ここでは自身と光の狭間に多彩な自然現象に寄り添う日本的な内的精神性を映し出そうとしている。作品の背後から水たまりのように光が涌き、手前からは水面から反射した水面が投影され、2つの光が壁面上で世界を作りながら結ばれている。